元ナンバーワンキャバ嬢と横断歩道上で茶目っ気ひと悶着

交通の不便と増員によりオフィスの移転を実施したときの話です。

元キャバとでも言いましょうか、元キャバクラ嬢で、かつ、愛人二号…も、彼女とバッタリ出くわしてしまったのです。


移転に伴う不動産への使途である現金、ようは不動産契約金を支払いに、銀行まで行った時の話。
「銀行に行ってくる、ついでに支店長にも挨拶してから会社に戻るから」
「社長お金落とさないで下さいよ。大金なんですから」
「お金なんて持っていかないよ。お金は口座間の移動だから」
「誰かに襲われそうになったら、大声上げて助けを呼んで下さいね」
「だから、聞いて!お金は銀行の口座間で…」
「2〜3人で行った方が安全ですよ。もしくは車とか、そうだタクシー呼びましょうか?」
「だ・か・ら…」
いつも私を心配してくれる業務部のトモちゃんは、とても有り難い存在だがちっとも話を聞いてくれない。トモちゃんから逃げるように会社から出たのは11時過ぎだった。10分の道のりを「この風景も見れなくなるなぁ〜」などと感慨にふけりながら横断歩道に差し掛かった時、私のスマートフォンに着信が入った。その相手は「非通知」で掛けてきている。

「(誰だ?)はい、もしもし」
「何で出るのーやーねー?」
「あのー○○ですけど、相手間違ってません?」
「義男!左右を確認せよ!」
左右を見渡したが誰もいないし、近くの建物にも、知っている顔は見当たらなかった。
「誰?失礼じゃない?」
「…って言うか、逆に失礼。何でわからないの? じゃぁ、『愛人2号だよ』これでわかった?」
「うそー!? どこにいる?どこドコ?」 目がでんぐり返るようにキョロキョロと辺りを見渡し、ものすごい殺気を感じた瞬間、うしろから思いっきり抱きつかれた。しかもギュッと真空未着で。(図られた!隠れてやがった!) だが、時すでに遅し……。

私は脱力気味に、
「あのさ、サトミの胸が当って、この上ない喜びを実感してる最中だけど、今はヤメテクレル?」
「だって、3日振りじゃない?暇だったらホテル行かない?」
「だめ。これから銀行に行くし、今は仕事中。」
「じゃ、終わったら行こうよ!ホ・テ・ルゥ〜」
「5時まで何処かで待ってられる?そしたら・・」
「待ってる、待ってる!!」
「どうでもいいけど、放して、この両手、そして胸も…」
本当は、家に帰って借りてきたDVDを全巻一気に観る予定だったが「ホテル行こう」と返事をしない限り抱きついたまま放さないつもりだ、この公衆の面前が降り注ぐ横断歩道上で。

もし、彼女が私の会社の人間や取引先の人間と会ってる時に発見した場合、100%の確立で抱きつくに違いない。でも、彼女にそうされても、笑顔になって許しちゃうかもしれない。たとえ、街中で抱きつかてれも、膝カックンされても私にとっては「愛しい悪魔」のようだ。(ちょっと強引なとこあるけど)

彼女は私を取り巻く環境を理解している。不倫相手が誰とか京都に妻がいるとか、どんな友人がいるとか、もちろん愛華の存在も。全て承知の上で、私の愛人2号となった。(出会いのキッカケはまたの機会に)
実際は、彼女(サトミ)から猛烈なアタックをされ今に至っている。こればっかりは男冥利に尽きる! 彼女は、綺麗でモデルのような体型と人懐っこい性格で誰からも好感を得る人だ。

キャバ嬢時代は2年間No.1の地位を不動にしていたほどで、話も面白いし、意外と気の利くタイプ。

だが、私はキャバ嬢時代の彼女を一度も指名したことはない。(かなり店には通ったが、あまりNo.1には興味が無かった。)

――その後,無事に不動産会社に入金手続きを済ませ、会社には無事、到着しました。また彼女に遭遇して、今度はどんなお願いされるか不安なので帰りはタクシーで会社まで帰ることにしました。
会社のビル前に着くと、偶然、業務部のトモちゃんがいて…
「やっぱり、危ないから車使ったんですね。 社長もさすがに大金持つと怖いんですね。素直じゃないなぁ」
「だから……もう!今日は口聞かない!」
そんな、私の話を聞いてくれない彼女もまた、愛すべき女性なのです。

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